日本の手づくり急須とお茶の専門店 東山堂の急須仕覆

東山堂の急須仕覆

東山堂の仕覆は、茶道具の袋物工房である、秀哉(しゅうさい)さんで作ってもらっています。

 

秀哉さんは、愛知県刈谷市にある昭和49年創業の袋物工房で、初代のあと継いだ二代目の萩原将史さんが、仕覆などを制作されています。

 

秀哉(しゅうさい) — 仕覆(しふく)・茶道具袋物 (syusai.jp)

 

 仕覆とは、絹の名物裂(めいぶつぎれ)や、綿の更紗裂地(さらさきれじ)で作った袋のことです。名物裂も更紗も、古くから茶道具など、伝統工芸品に使われて来ました。

 

 仕覆は元々、茶入や抹茶碗を包むのに使われます。ある日、美術館で茶道具を見ていた時、仕覆というものを見つけ、煎茶の後手急須を包むと、とてもきれいだろうと思いました。

 

東山堂を始める時、後手急須を包む仕覆を探しましたが、見つけることが出来ませんでした。既製品の仕覆を使ってみましたが、上手く合いませんでした。

 

いわば仕覆は洋服と同じで、既製品だと形状にぴったりとは合いません。急須は左右対称ではないため、ぴったりの仕覆をあつらえるには、型紙を起こす必要があります。

 

ただし、型紙を起こすとオーダーメイド料金となり、割高になります。きれいな仕覆がほしい、でもなるべく既製品に近い価格にしたい。

 

そこで、東山堂ではいくつかの急須形状に絞り込み、秀哉さんで型紙を起こし、オリジナルの仕覆を作ってもらうことにしました。(現在は3つの急須形状だけ、仕覆を作ってもらっています。)

 

仕覆は洋服みたいに、季節や気分、用途、場所などに合わせ、変えてみるのもも楽しいです。仕覆は、急須を守るだけでなく、美しく飾るための茶道具です。

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