about

東山堂　ビジョン

めざすこと

日本の陶磁器産業を活性化すること

中華圏の人たちと煎茶文化を共有すること

東山堂の考え

大地の土の質感、ろくろの筋目、手描きの温かさ、どれも日本の陶磁器の良さです。

陶磁器が、普段の生活にどれだけ寄与するのかは、数字では測れません。ただ、美しい日用品を使う生活は、楽しいものです。

日本の陶磁器生産量は、この30年で約1/10に減少しました。近い将来、手作りの陶磁器は、日本からなくなってしまうのではないか。陶磁器産業に従事するうち、何か自分にできることはないかと、考えるようになりました。 

日本の陶磁器の良さ、楽しさを多くの人へ伝えたい、陶磁器の伝統を残したいと思い、東山堂を設立しました。

陶芸家や窯元と協力し、その土地の土や技法を生かしながら、創業者が長年親しんで来た中国茶をキーワードとして、需要に合った茶器を提供することを目指しています。中国茶・台湾茶愛好家に求められる茶器を企画・販売し、日本の窯業を活性化したいです。

日本で独自に発展した陶磁器や、煎茶文化を中華圏の人たちと共有したいです。陶磁器やお茶は、中国や朝鮮半島から日本へ伝わりました。その後、お茶に関する文化はあまり交わらず、国ごとに独自に発展して来ました。

中国茶と日本茶は全くの別物ではなく、本来は繋がっています。中国と同じ製法で作られる釜炒り茶は、九州、四国、和歌山など日本各地に残っています。

日本でも、烏龍茶や紅茶を作る茶農家が増えました。中華料理が日本で一般的になったように、日本茶や日本茶器も、中華圏で一般的になってほしい。文化は人を繋げ、仲良くするのだと信じています。