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信楽焼 荒目土泡瓶B (200ml)

信楽焼 荒目土泡瓶B (200ml)

通常価格 ¥16,500 JPY
通常価格 セール価格 ¥16,500 JPY
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宗陶苑の荒目土泡瓶(あらめつちほうひん)です。

宗陶苑は器を1つずつろくろで成形し、昔ながらの登り窯で焼成する、信楽焼の窯元です。信楽焼の名門である上田直方家から、江戸時代の薪窯を受け継ぎ、信楽の土の手ざわりと、薪窯による豊かな表現が感じられる器を作り続けています。

(NHKの朝の連続テレビ小説「スカーレット」の撮影場所としても有名な窯元です。)

 

信楽はお茶との関わりが深い土地です。多くの茶人が信楽焼を愛用しました。1600年代以降は、徳川将軍家や各大名家では、宇治茶を信楽の茶壺に入れて贈ることが、一般的になりました。信楽では抹茶碗や急須などの茶器も生産され、茶陶が盛んな地域として知られます。

 

信楽の粘土は粗く、土の味わいがあります。信楽の粘土を薪窯の強い炎で焼成することで、信楽焼特有の褐色になります。薪窯の主な燃料は赤松です。焼成する期間は約1週間で、温度は1300~1500℃まで上がります。ちなみに、薪窯自体も、信楽の粘土で出来ています(最後から2番目の土の画像)。

 

1つずつろくろ成形で手作りされるので、泡瓶の側面には、ろくろ成形の筋目があります。土らしさを実感できる手触りが良いです。粘土に含まれる小さな鉱物は、光に当たると僅かに輝きます。信楽焼は、信楽の自然によって作られる陶器なのだと分かります。

 

泡瓶は把手がなく、使い勝手の良い茶器です。内側には釉薬が掛けられているため、お茶を香りを吸収することが少なく、様々な種類のお茶に使えます。注ぎ口付近に、湯を注ぐための線が彫ってあります。茶葉を片付け、洗いやすい簡単な構造です。

 

泡瓶は緑茶を淹れる時に使われることが多いですが、岩茶や烏龍茶などの中国茶、台湾茶向けにもお使いいただけます。一般的な横手急須よりも収納場所を取らず、気軽に使えることが、泡瓶の良さだと思います。

 

 

作り手: 宗陶苑 (滋賀)

成形:  ろくろ成形

焼成:  薪窯

種類:  陶器

サイズ: 全長約12cm、底直径約5.3cm、高さ約8.5cm

容量:  満水200ml 実用150-160ml

重さ:  約235g

梱包:  紙箱

備考: 手作りなので、一点ごとにわずかに違いがあります。外側は釉薬がなく、内側は釉薬ありです。

満水まで湯を注ぐと、茶器の縁まで熱くなります。満水容量の7割程度で使うことをおすすめいたします。

 

信楽焼の荒目土泡瓶Aに比べ、一回り大きく、容量が30ml多いです。泡瓶Bの高台辺りは、白く抜けた色味です。

 

<信楽>

信楽焼は、日本六古窯(瀬戸・常滑・越前・丹波・備前・信楽)の1つです。信楽は古代に湖の底にあったため、良質な粘土に恵まれています。信楽焼の起源は、742年のこの地への遷都に伴い、都にある建造物向けに瓦を作ったことだと言われています。その後、陶器生産が衰退した時期がありましたが、13世紀後半に種壺や水瓶が作られるようになりました。


15世紀後半、茶道では日本製の陶器を茶道具として使い始めました。信楽焼は、備前焼とともに、最も早く茶道具として使われた陶器です。17世紀以降は、将軍家や大名家へ献上する茶葉を入れる茶壺も、信楽で生産されました。

 

信楽焼はお茶と繋がりが深く、多くの茶人に愛された陶器です。茶道が盛んであった京都や大阪に近く、抹茶碗、花瓶、煎茶器が多く生産されました。自然を感じられる信楽の土の質感と、薪窯の焼成による豊かな表現が、信楽焼の魅力です。

低在庫:残り1個

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よくある質問

急須はどのお茶に使えますか?

どの種類のお茶にもお使いいただけます。ただし、釉薬が掛かっていない陶器は、茶葉の風味を吸収しやすいです。お茶の系統ごとに茶器を使い分けていただくと、お茶の風味を堪能できます。

例えば日本茶の場合、煎茶、深蒸し茶、玄米茶、玉露は同じ系統ですが、ほうじ茶は焙煎の香りが濃いため、別の茶器を使うことをおすすめします。

ただし、釉薬が掛けられた陶器あるいは磁器の茶器は、茶葉の風味を吸収しないため、様々な種類のお茶を淹れるのに適しています。

急須はどのように洗いますか?

急須は洗剤を使用せず、水洗いしてください。陶器の急須は洗剤成分を吸収しやすく、洗剤はお茶の風味に影響を与えることがあります。

急須に残った茶葉は、茶渋の最大の原因となります。お茶を淹れた後は、茶葉が冷めた時点で茶葉を取り出し、水洗いすることをおすすめします。

急須に残った水分はカビの原因となります。急須を裏返して乾かすと、乾燥が早くなります。

食洗器で洗浄することはおすすめできません。手洗いでお願いします。

急須の茶渋は取れますか?

茶渋を取る方法は次の通りです。

1. ボウルまたは鍋に、重曹24gを30~40℃の水1リットルと混ぜます。

※アルミ鍋やテフロン加工の鍋は、重曹と反応しますので、使用しないでください。

2. 急須を上記1の水の中に30〜60分間放置します。

3. 茶渋を柔らかいスポンジや綿棒で拭き取ります。硬いスポンジやブラシは使用しないでください。

4. 急須を水洗いします。

5. 急須をしっかり乾燥させます。

※重曹水は手が荒れる可能性があるので、ゴム手袋を使用ください。

返品はできますか?

荷物到着時に商品が破損している場合を除き、返品はお断りしています。

茶器は一点ずつ僅かに異なり、若干の歪みや擦れがある場合もございます。オンラインショップ掲載の画像を事前にご確認いただくようお願いします。

もし商品の詳しい状態についてご質問がある場合は、お気軽にお問合せください。商品の追加画像や動画を送ることができます。

海外発送していますか?

下記の国へ発送することが出来ます。

中国、香港、マカオ、台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン

商品は骨董品や中古品ですか?

当店の商品は全て新品です。日本国内の陶芸家や窯元が生産したものを販売します。