赤津焼 織部煎茶器揃え
赤津焼 織部煎茶器揃え
赤津焼の窯元である麦仙さんの、織部煎茶器セットです。
日本陶磁器産地の多くでは、煎茶器が作られなくなり、煎茶器セットを見る機会は少なりました。この煎茶器セットは、十数年前に作られたと考えられます。
乳白色の釉薬に、緑釉の斑紋、鉄釉の縦筋が特徴です。緑釉には光沢があり、とても美しい発色です。近年は陶磁器生産量の減少を背景として、釉薬メーカーが作る釉薬の種類は少なくなっています。このように美しい緑釉に出会うことは稀です。
麦仙さんが作る器の形状は美しく、ろくろ成形技術の高さが分かります。ろくろ成形の筋目は手に馴染み、心地よい煎茶器です。
元々は緑茶を淹れるために作られましたが、中国茶や台湾茶にも使えます。龍井茶などの中国緑茶はもちろん、岩茶、普洱茶を淹れるのにもおすすめです。
成型: ろくろ成型
種類: 陶器
数量: 泡瓶×1、湯冷まし×1、茶杯×4
サイズ:
泡瓶 口径約9cm、底直径約4cm、高さ約6cm
湯冷まし 口径約8cm、底直径約3.5cm、高さ約5cm
茶杯 口径約6cm、底直径約2.8cm、高さ約4cm
容量:
泡瓶 満水160ml 実用80ml
湯冷まし 満水110ml 実用70ml
茶杯 満水50ml 実用25ml
重さ: 泡瓶約195g、湯冷まし約90g、茶杯約60g
梱包: 桐箱
備考: 手作りなので、茶杯は一点ごとにわずかに違いがあります。
<瀬戸焼・赤津焼>
愛知県の瀬戸地方は、耐火度の高い良質の白色粘土があるため、陶器作りに最適の土地です。瀬戸焼の起源は、瀬戸市の周辺で5世紀前半から須恵器を生産した、猿投窯(さなげよう)にあります。
猿投窯では9世紀前半に、植物の灰で作った釉薬を掛けた、灰釉陶器の生産が始まり、10世紀後半に瀬戸窯が誕生します。
13世紀末に鉄釉が開発され、日本で唯一の施釉陶器の生産地として発展しました。当時、瀬戸の陶器は日本全国へ流通しました。
16世紀後半、陶器の主要な生産地が、瀬戸から美濃へ移りますが、17世紀に江戸幕府が陶工たちを瀬戸へ呼び戻しました。この時、陶工が移り住んだ赤津地区では、主に茶器を生産しました。現在、この地区で生産される陶器は、赤津焼と呼ばれます。
赤津焼の伝統的な釉薬は、灰釉、鉄釉、古瀬戸、黄瀬戸、志野、御深井(おふけ)、織部の7種です。
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詳細を表示するよくある質問
急須はどのお茶に使えますか?
どの種類のお茶にもお使いいただけます。ただし、釉薬が掛かっていない陶器は、茶葉の風味を吸収しやすいです。お茶の系統ごとに茶器を使い分けていただくと、お茶の風味を堪能できます。
例えば日本茶の場合、煎茶、深蒸し茶、玄米茶、玉露は同じ系統ですが、ほうじ茶は焙煎の香りが濃いため、別の茶器を使うことをおすすめします。
ただし、釉薬が掛けられた陶器あるいは磁器の茶器は、茶葉の風味を吸収しないため、様々な種類のお茶を淹れるのに適しています。
急須はどのように洗いますか?
急須は洗剤を使用せず、水洗いしてください。陶器の急須は洗剤成分を吸収しやすく、洗剤はお茶の風味に影響を与えることがあります。
急須に残った茶葉は、茶渋の最大の原因となります。お茶を淹れた後は、茶葉が冷めた時点で茶葉を取り出し、水洗いすることをおすすめします。
急須に残った水分はカビの原因となります。急須を裏返して乾かすと、乾燥が早くなります。
食洗器で洗浄することはおすすめできません。手洗いでお願いします。
急須の茶渋は取れますか?
茶渋を取る方法は次の通りです。
1. ボウルまたは鍋に、重曹24gを30~40℃の水1リットルと混ぜます。
※アルミ鍋やテフロン加工の鍋は、重曹と反応しますので、使用しないでください。
2. 急須を上記1の水の中に30〜60分間放置します。
3. 茶渋を柔らかいスポンジや綿棒で拭き取ります。硬いスポンジやブラシは使用しないでください。
4. 急須を水洗いします。
5. 急須をしっかり乾燥させます。
※重曹水は手が荒れる可能性があるので、ゴム手袋を使用ください。
返品はできますか?
荷物到着時に商品が破損している場合を除き、返品はお断りしています。
茶器は一点ずつ僅かに異なり、若干の歪みや擦れがある場合もございます。オンラインショップ掲載の画像を事前にご確認いただくようお願いします。
もし商品の詳しい状態についてご質問がある場合は、お気軽にお問合せください。商品の追加画像や動画を送ることができます。
海外発送していますか?
下記の国へ発送することが出来ます。
中国、香港、マカオ、台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン
商品は骨董品や中古品ですか?
当店の商品は全て新品です。日本国内の陶芸家や窯元が生産したものを販売します。